葬儀にあたって大切なこと
いざという時の心得
危篤になったら...
医者から、覚悟をしておくようにと言われました。
今、何をしておけばいいのでしょうか?
お葬式の段取りや手続きにつきましては、私どもが責任をもって行いますので、安心してご家族の看病をされてください。ご連絡をいただければ、24時間いつでもスグに対応いたします。
危篤の連絡について
近親者や親しい友人には、病状を伝えておいたほうがいいでしょう。
菩提寺(檀家になっているお寺)のある方は、お寺に状況を伝えておいた方が後々スムーズですので、
できるだけ連絡をしておきましょう。
確認事項
また、以下の確認は早めにしておいてください。
●宗教宗派の確認
●逝去の連絡をしなければならない人(リストを作っておくと便利です。巻末のリストをご利用ください)
●ご遺体の安置場所の確認
(自宅に安置できるか、安置場所の確保が必要かを確認します。ご自宅に安置できない場合など安置場所を手配しますのでご相談ください)
【 病院付きの葬儀社について 】
病院から、病院付きの葬儀社をすすめられることがありますが、その中には、いろいろなことが勝手にすすめてしまうような葬儀社があるようです。もし、強引さを感じたらスグにお断りしたほうがいいでしょう。
また、「ご遺体の搬送は、この葬儀社でないとできない」と病院から言われることもあるようですが、そんな時ははっきりと「搬送のみ」と伝え、ご自宅にご安置してからおちついて判断をされたほうがいいでしょう。
「搬送のみ」と葬儀社に依頼しても、ご自宅で安置できないと、結局、その葬儀社に安置をお願いすることになり、後でお断りしづらくなってしまいます。安置場所については、ご遺族にとってどこが一番いいかを考えて確保いたしますので、早めにご連絡下さい。
ご逝去に際して...
家族が亡くなったら、まずどんなことをしなければならないでしょうか?
搬送
まずしなくてはならないのは、病院の遺体安置室からご自宅にご遺体を搬送することです。(ご自宅に安置できない場合は、安置場所を確保しますのでご相談ください)
ご連絡いただければ、24時間いつでもスグにお迎えにあがりますのでご安心下さい。
日程・会場など
お葬式の段取り・日程・会場については、ご遺体をお迎えにあがった後、ご相談させていただきます。
逝去の連絡について
逝去のお知らせは、ご親族や親しい友人、仕事関係の方々、菩提寺のご住職様にいたします。
連絡は、死亡日時、死因などを手短に伝えます(葬儀の日程が決まっている場合は、日程・会場も伝えることになります)。また、連絡係になってもらえそうな人には、職場、学校、サークルなどのグループごとにお願いをして、連絡をしてもらうといいでしょう。
賢い消費者のためのお葬式講座
お葬式はまず見積書を理解することから【見積書の大切さ】
弊社では、どのようなお葬式にするかをご遺族といっしょに考えた上で、お見積書をお出しさせていただいています。
ただ、お葬式の費用についての知識を持っている方は少ないので、実際にお見積書を見て、予想以上に費用がかかることがわかったり、逆に予想外に費用がかからないことがわかったり、ということがあります。
そんな時は、そこであきらめずにご相談下さい。
最初に出したお見積書をもとに、何が必要で、何が不必要かを考えて、あらためてお見積りをお出しします。
お見積書を見て、はじめてわかることもあるのです。
だからこそ、お出しした見積書には、必ずじっくりと目を通してください。
そしてわからないことは、どんな小さなことでも聞いてください。
よいお葬式は、見積書をじっくり見ることから始まるのです。
わかりにく宗教者とのつきあい方【宗教者について】
僧侶や神父・牧師、神官などの宗教者は、お葬式を行うにあたってとても大切な存在です。
その一方で、どうしたらいいかが、最もわかりにくいのが宗教者への対応です。
特にお布施などお礼の費用について、心配されている人も多いでしょう。
確かに宗教宗派によって金額は異なりますし、極端な話、隣のお寺でも金額が異なるというケースがあるようです。
ご不安な時は、ご遺族の負担にならないよう、状況に応じたアドバイスをさせていただきますので、いつでもご相談ください。
また、いざという時に、お願いする宗教者がいない人も少なくありません。
そんな時は、家の宗教宗派にあわせて、僧侶や神父・牧師・神官の方をご紹介することができますので、その旨をお話しください。
心をこめてお葬式を勤めていただける宗教者をご紹介いたします。
わからないことを、わからないままにしない【打合せのコツ】
ご家族がお亡くなりになってお葬式の打合せをしている時、思いついた疑問をいろいろと聞いてくる人と、全く聞いてこない人がいます。私たちの経験からいうと、何でもスグに聞いてくる人のほうが、後悔の無いお葬式をしているケースが多いようです。
お葬式を行うということは、ほとんどの人が一生のうち、一度か二度しか体験をしません。だから、お葬式について何もしらないというのが当たり前なのです。
だからお葬式を行うにあたっては、いろんな疑問があると思います、
「これって、どういう意味があるの?」「これって、本当に必要なの?」
「お坊さんには、どうやってお願いすればいいの?」「他の家は、どうやっているの?」
その他、いろんな疑問があると思いますが、疑問を持ったら、必ずスグに聞いて下さい。
「こんなこと聞いちゃ、失礼かな」「何も知らないみたいで恥ずかしいな」
などと思う必要はありません。みんな何も知らないのですから。
わからないことはスグに聞く、それが後悔の無いお葬式をするためのコツなのです。
香典も葬儀費用をささえている【香典について】
お葬式はとても費用のかかるものですが、会葬者からは香典をいただくことになり、ある程度は費用の負担を補うことができます。香典というものは故人への弔意を示すものですが、お葬式を行う遺族への経済的な扶助という意味合いもあるのです。
最近、費用を抑えるために、会葬者を呼ばずに小さなお葬式をするという選択をする人もいますが、会葬者がいないため香典が少なく、かえって負担が増えてしまうというケースもあります。
ですから、「どんなお葬式を行うか?」を考えるにあたっては、香典のことも頭のかたすみにいれておくといいでしょう。